研究課題/領域番号 |
12780024
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
芝崎 学 奈良女子大学, 生活環境学部, 助手 (00314526)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 汗 / 運動 / 非温熱性要因 / セントラルコマンド / 代謝受容器反射 / 機械受容器反射 / マイクロダイアリシス |
研究概要 |
動的運動時に深部体温や皮膚温などの温熱性要因の上昇に先行して、発汗量が増大することが報告されている。動的運動時における神経性の入力として、セントラルコマンドと筋からの求心性入力が挙げられ、おそらくこれらのいずれかもしくは両方が運動初期の発汗反応に関与しているものと考えられる。本年度の研究では、咋年度の研究結果を踏まえて、動的運動時の発汗反応に影響する非温熱要因の中でも、特に筋からの求心性入力の影響について注目して検討した。 健康な男女の若年成人の被験者を対象とし、3強度の自転車運動負荷、および中強度運動時の両大腿部への加圧(60mmHg)および無加圧時の発汗反応を検討した。実験は、環境制御室内で実施され、本実験前の簡易テストで、各被験者の無毛部の発汗が軽運動では発現するが、安静状態で発現しない環境温度を確認し、制御室内の温度を調節した。 いずれの実験においても、運動中、深部体温および皮膚温は上昇しなかった。3強度の運動負荷実験では、前腕部および手掌部の発汗量は、運動強度の増加に伴い、心拍数や平均血圧と同様に増加した。これに対し、大腿部への加圧・無加圧実験では、加圧することによって、平均動脈血圧と同様に前腕部の発汗量は無加圧時よりもより大きく増加したが、手掌部の発汗量および心拍数は運動中上昇するものの加圧・無加圧による差は認められなかった。 これらの結果は、動的運動時にも非温熱性要因によって発汗活動は賦活されることを示しており、動的運動時の発汗は運動強度に影響されること、また加圧による筋からの求心性入力増大が無毛部の発汗反応を賦活する可能性が示唆された。
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