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ラット坐骨神経切断による骨格筋廃用性萎縮におけるアポトーシスの関与〜骨格筋細胞およびサテライト細胞について〜

研究課題

研究課題/領域番号 12780040
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関日本大学

研究代表者

安納 弘道  日本大学, 工学部, 講師 (80258392)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードSkeletal muscle / Apoptosis / TUNEL / Ubiquitin / MRF / atrophy / 骨格筋 / アポトーシス / サテライト細胞 / 廃用性萎縮 / ubiquitin / Fas
研究概要

アポトーシスは様々な組織に共通して見られる細胞死の現象であり、発生分化や組織における細胞増殖のホメオスタシスの維持に重要な役割を果たしている。しかし廃用性萎縮を誘発した骨格筋に関する研究は極めて少なく未だ明らかになっていない。そこで本研究においては、坐骨神経切断後におけるラット下肢骨格筋のアポトーシスについて組織学的に検討した。また坐骨神経切断後、筋前駆細胞であるサテライト細胞が活性化されるとの数多くの報告よりmyogenic regulatory factor(MRF)であるMyo-D及びmyogeninの発現とアポトーシスの関係について検討した。<方法>材料にはウィスター系雄性ラット(200g)を用い、右坐骨神経を切断し廃用性萎縮を誘発した。坐骨神経切断後3日、7日、3週間後の長趾伸筋、ヒラメ筋、腓腹筋についてアポトーシス進行過程及び筋形成過程についてTUNEL法並びに免疫組織化学的手法にて検討した。<結果及び考察>坐骨神経切断3日後TUNEL陽性核は認められず、またアポトーシス関連蛋白であるユビキチンの発現も認められなかった。しかしMRFであるMyo-D及びMyogeninの発現は多くのサテライト細胞にて認められた。坐骨神経切断7日及び3週間後の筋線維では、多くのサテライト細胞核にTUNEL陽性反応が認められ、またユビキチンの発現も認められた。一方TUNEL陰性のサテライト細胞核には、Myo-D及びMyogeninの発現が認められた。以上の結果より骨格筋の廃用性萎縮時、筋前駆細胞であるサテライト細胞のアポトーシスが誘発される一方でサテライト細胞による筋形成が引き起こされている可能性が考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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