研究課題/領域番号 |
12780067
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
関根 智子 日本大学, 文理学部, 助手 (90297763)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 地理情報システム / インターネット / 対話型システム / コロプレス地図 / 地図アニメーション / 生活環境 / 近接性 / 地図のクラス分け方法 |
研究概要 |
本研究は、インターネット上で利用者が属性データの種類、分類方法やクラス数を指定するとそれらをもとにコロプレス地図を作成・表示し、さらに、利用者が分類方法やクラス数の異なる複数のコロプレス地図を作成したならば、それらから地図アニメーションを制作・表示する対話型のシステムの構築を試みた。このシステムは、対話的に作業を進めながら、地域の生活環境を評価するとともに、どの分類方法やクラス数がその地域の生活環境を適切に表現しているかを明らかにし、地域に最適なコロプレス地図を作成する。システムの構築には、地理情報システムのソフトウェアであるArcViewとマップサーバーのソフトウェアであるArcIMSを使用した。まず、ArcIMSを用いてインターネット上にデジタル地図を載せた。利用者がインターネット上で属性データの種類、分類方法やクラス数を自由に選択するためのウィンドウ、コマンドボタンなどを、ArcView独自のプログラム言語であるAvenueにより作成し、利用者が属性データの種類などを指定すると、そのコロプレス地図を作成・表示する対話型システムを構築した。さらに、Javaスクリプトを用いて複数のコロプレス地図から分類、総描、時間、空間傾向アニメーションをインターネット上で表示することを行った。 次に、地理情報システムを利用して生活関連施設の近接性からみた生活環境を測定する場合における今後の課題についての考察を行い、空間行動における時間の重要性、近接性の地域的差異の視覚化、「位置的外部性」の概念を導入したミクロな空間スケールでの測定、などの必要性を明らかにした。本研究で作成したシステムは、今後、ミクロな空間スケールや時間的変化を導入することにより、地域住民がインターネット上で簡単に生活環境を評価・把握することを可能にするとともに、住民の意思決定の一助や生活の質の向上につながる。
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