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薬草茶に含有される抗菌性・抗酸化性成分の検索

研究課題

研究課題/領域番号 12780089
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 食生活
研究機関金沢大学

研究代表者

寺沢 なお子  金沢大学, 教育学部, 助教授 (00227513)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードantioxidative activity / tea / polyphenol / antibacterial activity / medical plant
研究概要

昨年度は各種市販薬草茶および薬草の抗菌活性について調べたが,本年は近年その抗酸化性が注目されている茶類の中でも未だ研究報告の少ない富山黒茶に着目し,その抗酸化性の強さおよび抗酸化性成分について明らかにすることを目的として研究を行った。
抗酸化能の評価方法としてDPPH(1, 1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル)ラジカル消去法を用い,黒茶の水抽出における抽出温度,抽出時間について検討した結果,室温1時間放置の場合に最もラジカル消去活性が高く,また各種有機溶媒による抽出では,メタノールの場合に最もラジカル消去活性が高かった。この黒茶のメタノール抽出液を減圧濃縮した後,溶媒分画により5成分に分画して各画分のラジカル消去活性を測定した結果,強酸性画分の活性が最も高く,他の画分にはほとんど活性がみられなかった。次に黒茶強酸性画分をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより9画分に分画し,そのうち最も活性が高かった画分7についてさらにHPLCで分離した。得られた9ピークのうち,標品として用いたフェノール類と保持時間が一致したのは6ピークであり,ピーク面積と標品濃度から含有量を求めた結果,画分7には没食子酸,ゲンチシン酸が多く含まれていることが明らかになった。また画分7中に検出されたポリフェノールのラジカル消去活性を測定した結果,レゾルシノール,没食子酸の活性が高く,黒茶の抗酸化性はその含有量およびラジカル消去活性から,主に没食子酸に由来すると推察された。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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