• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

理科教育におけるコミュニケーション活動の実態・意義・改善に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780111
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関千葉大学

研究代表者

山下 修一  千葉大学, 教育学部, 助教授 (10272296)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードコミュニケーション / 協同学習 / 支援方略 / 相互作用 / 対話 / ジグソー法
研究概要

平成13年度は,昨年度の研究で明らかになった知見をもとにして,より詳細にどのようなコミュニケーション活動支援方略が相互作用を促進するのかを検証した.具体的には以下の手順で研究を進めた.
1)教育学部と理学部の大学生を対象にして,グループのメンバー構成によって相互作用や学習内容理解度にどのような差異が生じるのかを探った.特に,知識の差の少ない等質グループと知識の差の多い異質グループの差異に着目し,慣性課題を用いて各グループではどのようなコミュニケーションが行なわれ,メンバーの理解度にどのような差異が生じるのかを明らかにした(雑誌論文1参照).
2)取り上げられるトピックによってコミュニケーションの内容がどのような影響を受けるのかを調査した.まずは,理科教育で扱われることが多い「正解がただ一つになるトピック(慣性課題)」でのコミュニケーションの特殊性を分析し,支援方略を検討した.さらに,慣性課題とは異なり答えが明らかではないBreathing Earthの観察を通した課題を取り上げ,慣性課題の場合とはどのような点が異なるのかを探った(雑誌論文2参照).
3)中学生を対象にして,「火山」に関する課題を用いてジグソー法やコンピュータを用いたコミュニケーション支援方略の有効性を確認した.
4)一連の研究結果から得られた知見をもとにして,理科教育におけるコミュニケーション活動の実態・意義・改善に関する示唆を得た(著書1参照).

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山下修一: "等質グループと異質グループのコミュニケーションの差異-慣性に関する課題を例にして-"科学教育研究. 26・1(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山下修一: "Breathing Earthの視点から見た教材開発"教育メディア研究. 8・2(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 日本理科教育学会: "これからの理科授業実践への提案"東洋館出版社(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山下修一: "理科教育における協同学習での討論に期待される効果"千葉大学教育学部研究紀要. 第48巻. 203-219 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山下修一: "理科教育におけるコミュニケーション活動での役割分担"千葉大学教育実践研究. 第7巻. 139-151 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山下修一: "コミュニケーション活動自体に意味があるのか"楽しい理科授業. No.409. 7 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi