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数感覚に関する評価問題の開発と調査

研究課題

研究課題/領域番号 12780113
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関金沢大学

研究代表者

銀島 文  金沢大学, 教育学部, 助教授 (30293327)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード数学教育 / 数感覚 / ナンバーセンス / 数 / 演算 / 算数
研究概要

本研究では数感覚に関する評価問題と調査方法の開発を行い,それらを用いて調査を実施し,子どもの数感覚に関するデータを収集,分析することを目的とした。数感覚に関するより詳細なデータを得ることで,数感覚の本質究明に対する示唆が得られ,またその指導法を議論するための理論的基礎が得られると考えるからである。
本年度は特に,子どもの10の「単位」の考えに焦点を当て,調査問題を準備するとともにデータ収集を実施した。調査問題の準備においては,コブら(Cobb, & Wheatley, 1988)の調査問題を参考にした。データの分析に際しては,ステフィら(Steffe, et al., 1983)が述べる,子どもの有する「単位」の考えの3つの類型を分析の視点とした。また調査結果の検討に際し,数概念発達に体する命数法の影響と,教具の活用の影響との2つに焦点を当てた。1つには,日本の命数法の特徴が子どもの数概念の発達に有効に作用する,との一般的見解に対する具体的データを得るためである。また1つには,数や計算の指導場面で,具体物や半具体物,つまりブロックやおはじき,数え棒を有効に活用するための示唆を得るためである。
また一方で,教科書や指導書をもとに児童の学習内容やそのねらい,系統に関して考察を行った。さらに昨年までに収集したデータをもとに,計算指導,特に筆算指導のあり方に関して議論した。なおこれらの考察,議論においては数感覚の育成を視点とした。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 銀島 文: "筆算指導の改善に向けて"新しい算数研究. No.368. 39-41 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] GINSHIMA, Fumi: "Promoting children's number sense"Proceeding of the 25^<th> Conference of the International Group of the Psychology of Mathematics Education. Vol.1. 395 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 銀島 文, 渡辺 忠信: "子どもの10の理解に関する調査"日本科学教育学会 年会論文集 25. 361-362 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 銀島文: "数感覚の育成-算数・数学教育の立場から-"教育心理学年報. 第39集. 26 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 銀島文: "数感覚の育成のために"新しい算数研究. No.353. 8-11 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 銀島文: "数感覚を観察するための視点"楽しい算数の授業. No.196. 61-63 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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