研究課題/領域番号 |
12780131
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
宮原 一弘 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 助手 (90315903)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 情報フイルタリング / 情報収集活動 / 協調フイルタリング / ユーザモデル / 情報フィルタリング / 協調フィルタリング |
研究概要 |
本年度は、科学研究費補助金交付申請書に掲げた研究実施計画から、次の3点について研究を行い、以下の成果を得た。 (1)協調的情報フィルタリング機構の改善 昨年度開発を行った、本研究の主要なコンポーネントである協調的情報フィルタリング機構を、現在のWWW技術に適応すべく改善を行った。特に現在のWWWデータでは、本来のコンテンツ以外の部分がそのデータの大半を占めることが多く、検索処理に余分なコストがかかっている。今回のキーワード抽出アルゴリズムの改善によって、この点を改善することができた。 (2)情報フィルタリング機構と学習環境を接続するインタフェース設計 これは、昨年度の研究で開発を行った協調的情報フィルタリングシステムを、既存のインターネット上の学習支援システムと連携させ、その上でフィルタリングシステムを利用可能とすることを目的としたものである。本研究では、研究代表者が別に携わっている病院内学級におけるインターネットを利用した学習環境の改善に関する研究において利用している学習支援システムとの接続を試みたところ、その接続性が確認された。 (3)探究型学習支援環境の具現化と教育利用における評価 研究の総合的な評価を行うため、構築したシステムを次のような状況において実験・評価した。 ・協調的情報フィルタリング機構(単独で)の汎用性、実現性の検証 ・学習時における協調的情報フィルタリング機構の有効性の検証及び学習効果の測定 具体的には、システムのモニタリングによる学習者情報(行動履歴、学習履歴、ナビゲーション履歴)による定量的評価と学習者に対するアンケート調査を行い、協調的情報フィルタリングの結果が、学習効果に良好な影響を与えていることが判明した。
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