• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

学びの場における協働的指導組織の類型とその影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780132
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

西森 章子 (市原 章子)  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (50294012)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード協働的指導組織 / グループでの学び / 教授学習過程 / イメージ / 体験カリキュラム / 協働的な指導組織 / 外部人材 / 学習活動 / 教師の知識
研究概要

(1)協働的指導絹織についての事例収集・分析〜指導組織と「きょうどう」イメージとの関連〜:前年度研究過程において、教師は多様な指導組織を経験しており、同時に「きょうどう」という言葉のとらえ方も異なることに気づいた。そこで協働的指導組織の類型化を目的とした事例収集と併せて指導組織形態と「きょうどう」につながる言葉(例えば協同等)との連関について調査を行った(小学校教師24名、中学校教師37名)。結果(1)中学校の教師は学校内人材との指導を「協働」「共働」としてとらえる傾向が強く、学校外人材とでは「協同」「共同」と見なしていること(2)小学校教師は学校内人材との指導は「共同」ととらえるが、学校外人材とでは「協同」ととらえる傾向が強いことなどが明らかになった。
(2)学校教育における、グループで教える・学ぶ体験の調査:(1)の結果、教師が自分以外の人材と協働で学習活動を進めてゆく場合、学習者も少人数の組織を基盤とした学習活動を行っていることが指摘された。これは総合学習等の取り組みとの関連が強いためであるが、協働で指導することと、少人数での子どもの学びとの関連について詳細に分析する必要が生じた。よって「グループで学ぶ体験」と教師の意図との関連、学習組織と指導組織との関連等を追求するために追加調査を行った。詳細なデータを取得するため・対象を小学校1校に限定し、全学年で実態調査を行った。学年発達という視点を基に検討したところ、(1)高学年になるにつれて、グループという形態は、子どもの社会化を促進する手段というよりむしろ教師の授業運営を円滑に進める手段として認識される傾向が強い(2)指導組織は固定的であるため、教師の協働体験も固定しがちであることが見いだされた。これらの結果は特定の学校を対象としたもので、一般化は不可能ではある。しかし学校カリキュラム全体を「集団を通じて学ぶ」という教師、子ども双方の体験を基にして、再構成する手がかりになると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 西森章子: "外部人材による支援が学習活動に及ぼす影響"人間科学論集. 第31号. 51-69 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 西森章子: "学校教育におけるグループ学習の類型に関する予備的研究"日本教育工学会第17回大会講演論文集. 501-502 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 西森章子: "外部人材とのティームティーチングが教師の授業予測に及ぼす影響"日本教育工学雑誌. 24,Suppl. 171-176 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 西森章子: "外部人材による支援が学習活動に及ぼす影響に関する研究"教育工学関連学協会連合第6回全国大会講演論文集. 259-260 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2022-01-13  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi