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通信量,帯域幅を考慮した最適資源選択およびタスク配置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780191
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京大学

研究代表者

田浦 健次朗  東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 講師 (90282714)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード広域分散計算 / タスク配置 / 最適化 / 負荷分散 / 局所性 / 通信量 / グラフの分割 / グラフのクラスタリング / NP完全問題
研究概要

前年度までの広域分散環境におけるタスク配置の研究を継続するとともに,広域分散環境における実用的なプログラミングプラットフォームの構築に向けた研究を行った.
前者に関しては,ネットワーク上で広域に分散されたデータをアクセス計算を行うプロセスの配置を決める問題を定式化し,アルゴリズムの提案を行った.また,実用的なアプリケーションとしてdata intensiveな処理を想定し,そのためのプログラミングインタフェースとしてpublic objectを提案した.予備的な実験が終了しているが,公刊には至っておらず,今後引き続き研究を継続する予定である.
文献[1]は,インターネット上に散在する計算機が,動的に参加,脱退を繰り返す中で,ひとつの計算を継続させる枠組みについて提案した.同提案では,参加計算機がノード,計算期間のTCP接続を辺とするような木構造を維持しながらメッセージを任意の参加計算期間で交換する仕組み,そして計算機が追加,脱退するときのプロトコルなどを定めている.そのシステム上に,遅延タスク生成(Lazy Task Creation)に基づく動的な負荷分散を行う負荷分散システムを実装した.そして,ray tracingなどの並列計算を,動的に資源が追加されていく環境で継続して実行することに成功した.
文献[2]は,同様のアイデアにもとづき,多数の計算機を同時利用するシェルを設計,実装したものである.[1]と同様計算期間で木構造のネットワークを構築して任意の計算期間の通信を可能にしているが,加えて,計算機やリンクの障害による故障から自動的に復帰(ネットワークの再構築)する仕組みを設計,実装した.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田浦健次朗: "Phoenix:動的な資源の増減をサポートする並列計算プラットフォー"情報処理学会研究報告. 2001-HPC-87. 135-140 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Kenji Kaneda, Kejiro Taura, Akinori Yonezawa: "Virtual Private Grid : A Command Shell for Utilizing Hundreds of Machines Efficiently"the 2nd IEEE International Symposium on Cluster Computing and the Grid(CCGrid). (採録決定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Kenjiro Taura and Andrew Chien: "A Heuristic Algorithm for Mapping Communicating Tasks on Heterogeneous Resources"Heterogeneous Computing Workshop 2000. (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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