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システムLSIの形式的検証のためのプレスブルガー算術処理を含む検証手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780219
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

北道 淳司  大阪大学, サイバーメディアセンター, 講師 (20234271)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード形式的検証 / システムLSI / プレスブルガー算術 / 計算木論理 / 時相倫理 / BDD / 計算本論理 / 時相論理
研究概要

昨年度の研究に引き続き,以下を行った.
システムLSIの形式的検証のために論理設計レベルでの形式的検証アルゴリズムの一つであるCTL(計算木論理)モデル検査法と呼ばれる手法をプレスブルガー算術を扱えるように拡張した.一般にCTLモデル検査アルゴリズムの正当性は状態空間が有限であることを利用することによって保証されている.本研究で取り扱う拡張されたCTLモデル検査アルゴリズムは,計算途中では無限の状態を取り扱う(しかし,表現する式は計算機内では小さなデータ構造で表現できる)にもかかわらず,最終的に得られる計算結果が正しいことを証明し,拡張CTLモデル検査アルゴリズムの正当性を保証している.
また,提案アルゴリズムを実際に実現し,共有リソースヘの同時アクセスを禁止する制御回路などいくつかの例題回路に対して,本手法を適用した.本手法により,レジスタのビット数が大きくなっても検証時間が変わらないような有効な場合があることがわかった.一般にはレジスタのビット数が大きくなる検証に必要な計算時間および計算メモリは著しく大きくなる.これらの本手法の有効性について研究発表を行った.
また,さらに,プレスブルが一算術を扱うためのライブラリの高速化および省メモリ化を行うために,検証アルゴリズムを改良を行った.これらに関しては,本年度の研究成果発表は行えなかったが,次年度以降,検証アルゴリズムの更なる改善を行う予定である.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 佐藤 友哉, 北海 淳司, 佐々木 俊, 東野 輝夫: "プレスブルガー算術処理ライブラリを利用した形式的回路検証法"第14回回路とシステム(軽井沢)ワークショップ論文集. 537-542 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤友哉,北道淳司,東野輝夫: "システム設計レベルにおける回路の性質検証のための整数データを処理可能なCILモデル検査法の提案と安装"情報処理学会研究報告 2000-SLDM-97. Vol.2000 No.79. 17-24 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤友哉,北道淳司,東野輝夫: "プレスブルガー算術に拡張したCTLモデル検査法によるSFLで記述した回路の性質検証"第17回パルテノン研究会 資料集. 96-105 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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