• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

多眼動画像からポリゴン表現モデルを抽出するための実時間処理システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780249
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

後藤田 洋伸  国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 助教授 (80300705)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード多眼動画像 / 三次元形状復元 / ポリゴン抽出 / ハードウエア加速
研究概要

ポリゴン表現モデルとは、三次元形状をポリゴンを使って表現する手法である。ポリゴンの上に、実物の観測から得られた画像をテクスチャとして貼り付けておくと、非常にリアルな形状表現が可能になる。汎用のレンダリングハードウエアの多くは、テクスチャマッピング機能を備えており、こうしたポリゴン表現モデルを、高速にレンダリングすることができる。また、三次元エディタ等を使って、ポリゴン表現モデルに変形操作を加えることも可能である。本研究では、このようなポリゴン表現モデルを、多眼動画像から高速に抽出することを目的としている。
昨年度までに、ポリゴン表現モデルを抽出するための基本アルゴリズムの開発を終えた。このアルゴリズムは、(1)空間中に平面をランダムに配置し、(2)その上に多眼動画像を投影し、(3)一致度の高い部分を切り出す、という操作の繰り返しから構成されている。本年度は、まず、このアルゴリズムに若干の修正を加えることから始めた。(3)では、画像同士を比較して一致度の高い部分を切り出すことになっている。この代わりに、画像を平面上で重ね合わせて、一旦ぼやけた画像を作り出した上で、ぼやけが少ない部分のみを切り出すという方式に変更した。これによって、視点数が多い場合の処理を効率化した。
さらに、このアルゴリズムを高速に処理する実システムを構築した。このシステムは、4つのディジタルビデオカメラと、そこから得られる動画像を処理するためのコンピュータ群から構成されている。ここでは、一平面あたりの処理を一つの単位として、コンピュータ群の中を流してやることにより、処理のパイプライン化・並列化を実現した。この結果、360×240の入力画像の場合には、毎秒1回程度の速度でポリゴン表現モデルを抽出することが可能となった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 後藤田 洋伸: "実写ベースのレンダリングのための近似幾何プロキシーの再構成法"NII Journal. 4(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Hironobu Gotoda: "Reconstructing Polygonal Approximations of 3D Shapes through Multiple View Matching on Planes"Proc.of SPIE (Three-Dimensional Image Capture and Applications IV) . 4298(印刷中)-. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤田洋伸: "光線空間法に適した画像のキャッシング"NII Journal. 1. 33-41 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi