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計算的市場を用いた協調的情報流通に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780306
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関京都大学

研究代表者

八槇 博史  京都大学, 情報学研究科, 講師 (10322166)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード情報流通 / 情報財 / ネットワークオークション / ピアツーピア / オークション / 情報市場
研究概要

1.情報財と情報市場戦略に関する検討
情報をグローバルネットワーク上で流通する一種の財としてとらえ,経済学的な分析を通じて,情報財の流通促進のためにどのような制度的・技術的対応が必要なのかを検討した。
情報財には高い初期費用と0に近い限界費用という際立った特徴があり、この結果、通常の競争市場を構成した場合,多くの生産者が投資を回収できずに市場自体が成立しない危険がある。このとき、生産者に定の独占力を認め,市場全体としての社会的効用を向上させることが考えられる。この際、生産者のとるべき戦略として(1)価格差別化(2)バンドリングが挙げられる。いずれの戦略も社会的余剰を消費者から生産者に移すことにより情報財生産の動機付けを高める効果があるが、その一方でそれによりもたらされる死荷重や不公平性などの問題をはらんでおり、これらのバランスを踏まえた施策が必要となる。
2.ピアツーピアオークションシステムの開発
ピアツーピア環境においてネットワークオークションを行うことのできるシステムを開発し,通常のネットワークオークションで性能的・制度的なボトルネックとなるサーバを使わず,ボランタリーなネットワークによって情報交換を行うことのできるシステムの開発を行った.
通常のピアツーピア方式では、個々で必要とするような持続的サービスの実現が困難であるため、通常の方式で用いられるクラッディングに基づく検索に加え、比較的少数のノードからなるサービス管理ネットワークを動的に再構成する方式を採用した。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 藤山 秀樹: "情報財と情報市場戦略"情報処理. Vol.42, No.4. 1-5 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 林田 尚子: "モバイル環境によるデジタルシティでの情報流通"情報処理学会研究報告「高度交通システム」. No.6. 110-115 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 八槇博史 他: "補完財の連続オークションにおけるエージェント戦略"2000年度人工知能学会全国大会. 549-552 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 八槇博史 他: "情報財と情報市場戦略"情報処理. 42巻4号(掲載予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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