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細胞毒性ステロイドアルカロイドRitterazine Bの作用機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780445
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関東京大学

研究代表者

福沢 世傑  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40321806)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードリッテラジン / ホヤ / リポソーム / 標的タンパク質 / アフィニティーカラム / タンパク精製
研究概要

Ritterazine Bはその分子の形が細長く長さが約30オングストロームと細胞膜に相当する長さなので、ま細胞膜に何らかの作用をするかどうかを調べるために蛍光剤を封入したリポソームを調製し、Ritterazine Bの濃度をふって蛍光剤の流出実験を行った。この結果、細胞毒性の1万倍の濃度でコレステロールに依存しない膜透過性増大作用活性を示したが、溶血活性を示さないことからRitterazine Bは膜透過性増大作用が活性の主たる作用機序ではなく、ある特定のタンパク質に相互作用し、その機能を阻害することにより、活性を示すものと結論した。このため標的タンパク質を同定するためにトリチウム標識体を合成し、アイソトープトレーサー法によりウシ脳より、標的分子の探索を進めた結果、ウシ脳のシナプトソームの膜画分に特異的結合を見出した。更に陰イオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過を行った結果SDS PAGE上で分子量約50kDa付近に蛋白質のバンドを確認した。以上の結果を総合するとRitterazine Bはその強力な細胞毒性の作用機序は分子量50kDaを中心とするその前後付近に存在する膜蛋白質であるとの知見を得た。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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