研究課題/領域番号 |
12780473
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
孫 戈虹 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (00314427)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | GATA因子 / トランスジェニックマウス / マウス初期発生 |
研究概要 |
GATA因子は(A/T)GATA(A/G)配列を特異的に認識する転写調節因子であり、これまで、脊椎動物において6種類が同定されている。GATA-6は、胃壁細胞に特異的に発現している胃酸分泌酵素H^+/K^+-ATPaseの転写を活性化する因子として、我々の研究室で初めて発見されたものである。Nothernおよびin situ解析の結果から、マウスGATA-6は、初期発生において心臓及び消化管系に特異的に発現し、その発現は生後もずっと維持されていることが明らかとなった。この組織特異的な発現を制御しているcis-elementを同定するために、われわれは、トランスジェニック・マウスの手法を用い、GATA-6の5'上流領域をlacZ reporter geneに融合し、lacZの発現をin vivoで調べた。その結果、GATA-6の5'上流-8.8kbを含む領域に心臓および消化系における発現に必須なエンハンサー及びプロモータ領域が含まれていることが示された。さらに、Hsp68/lacZ reproter geneを用いた解析から、GATA-6上流-8.8〜-7.1kbの領域に胃、腸などの内胚葉系組織に特異的なエンハンサーが存在することが明らかとなった。
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