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cキナーゼ基質タンパク質のカルモジュリン結合ドメインを介した機能制御の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12780481
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関理化学研究所

研究代表者

松原 守  理化学研究所, 翻訳後修飾による動的調節機構研究チーム, 連携研究員 (90288481)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードカルモジュリン / リン酸化 / ミリスチル化 / PKC / シグナル伝達 / Cキナーゼ
研究概要

本研究では、CaM結合ドメインを持つCキナーゼ基質タンパク質としてMARCKS、NAP-22、eNOSをとりあげ、Cキナーゼ、CaM、酸性リン脂質との相互作用やこれらの因子による機能制御を生化学的手法ならびに構造生物学的の両面から解明する。
これまでMARCKSやNAP-22について、CaMとの結合様式がこれまでのCaM結合タンパク質とは構造的に異なっていることを明らかにしてきたので、このことを分子レベルで明らかにするために、CaMとこれらタンパク質のCaM結合ドメインペプチドとの複合体の立体構造をX線結晶構造解析を行っている。
本年度の成果として昨年に構造解析に成功したNAP-22のCaM結合領域であるN末端のミリスチル化ドメインとCaMとの複合体の構造の精密化を行った。その結果、興味深いことに、ミリスチル基がCaMのN末、C末ドメインから形成される疎水性のトンネルの中をまっすぐに貫通しており、主に疎水性相互作用で蛋白質間の認識を行っていた。この結果は直接ミリスチル基が蛋白質間相互作用に関与していることを示した最初の例である。今後この構造結果を基により詳細な相互作用実験を行う予定である。
また、現在、他のCキナーゼ基質タンパク質であるMARCKSやeNOSのCaM結合ドメインについても同様に結晶化実験を開始し、良好な結晶を得ることに成功している。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Matsubara,T.Jing and H.Taniguchi: "Phosphorylation and Regulation of Endothelial Nitric Oxide Synthase by Protein Kinase C."The Biology of Nitric Oxide. 7. 117-117 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] D.Nohara,Y.Senda,M.Matsubara and T.Sakai: "Media Selection of Refolding of Thermolysin by Use of Immobilized Preparation."J.Biosci.Bioeng.. 89. 188-192 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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