研究課題/領域番号 |
12780611
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
山田 真久 理化学研究所, 細胞培養技術開発チーム, 研究員 (60321832)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | BMP / ジーンターゲティング / ALK3 / 大脳皮質 / BMP-2 / 4 / creリコンビナーゼ / loxp / Z / APマウス |
研究概要 |
神経幹細胞から成熟細胞への分化、更に成熟した神経系細胞に至る時間軸上で神経細胞ネットワーク機能構築に対するBMPシグナリングを介した細胞内のダイナミックな遺伝子のスィッチのオン、オフがどのように制御されているか明らかにしたいと考えた。 そこで、組織特異的ジーンターゲティング法を用いて時期、組織特異的にBMP-2/4分子の受容体であるALK3遺伝子を欠損させる手法を用い大脳皮質を構成する神経系細胞の一生にBMPシグナリングがどのように関与するか検討した。当初、神経幹細胞にレトロウイルスを用いてcreリコンビナーゼを発現させたが、十分な発現量が得られなかった。そこで、Emxlプロモーターによって大脳皮質特異的にcreリコンビナーゼを発現するトランスジェニックマウスとのかけ合わせをした。このマウスに於いては、大脳皮質層構造の形成、さらにルシファーイエローを注入した錐体細胞の形態になんら異常を認めなかった。以上のことから、神経細胞の成熟過程にALK3受容体は必須でないと考えられた。一方、血管周囲の細胞が特異的に細胞死を起こしていることが認められた。このマウスでは、神経幹細胞からグリア細胞への運命決定機構には何ら異常がないことから、細胞の生存維持機構にALK3受容体を介したBMPが機能していることが示唆された。 今後、血管内皮やアストログリアなどの形態を詳細に解析し、血管からのエネルギーの取り込みが神経活動に及ぼす影響を検討する。
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