• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超音波による骨の密度と弾性定数の非侵襲計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12780647
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東北文化学園大学

研究代表者

浅井 仁  東北文化学園大学, 科学技術学部, 講師 (00222563)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード超音波骨粗鬆症診断 / 漏洩表面擬似縦波 / 音速 / 密度 / 弾性定数 / 超音波診断 / 医用超音波 / 骨
研究概要

本研究は、音速や減衰定数に比較してより基本的な物理量である弾性定数と密度を音速((弾性定数/密度)の平方根)と固有音響インピーダンス((弾性定数/密度)の平方根)を同時に測定することによって算出し、骨の診断を行うシステムの開発を目指して行ったものである。
本年度は、昨年度に改良を行った漏洩表面擬似縦波速度測定システムに固有音響インピーダンス測定システムを組み込んで密度と弾性定数の計測システムを構成した。また、装置の再現性などを評価して改良を行った。
1.密度と弾性定数の測定実験
漏洩表面擬似縦波による音速測定と縦波による固有音響インピーダンス測定を組み合わせて、密度と弾性定数を計測するシステムを構成した。
2.装置の評価と改良
固体試料について音速等の計測を行い、装置の再現性などを評価した。その結果、従来システムによる計測値との間に差が生じたため原因を検討し改良を行った。まず位相測定を安定させるため、90度移相器に替えて安定した直交出力が可能な発振器を導入した。また種々の固体試料についての計測結果について比較検討したところ、試料の音速測定値の比は試料によらずほぼ一致しており、何らかの基準試料を用いて補正できる可能性を見出した。ヒトの骨について非侵襲計測を行った結果は、固体試料の場合に比べてばらつきが大きく、骨の表面に対する超音波送受信部の距離や角度の調整を短時間にかつ正確に行うためのシステム、調整されていることを確認するためのシステムが必要であることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浅井 仁: "弾性表面波を利用した骨の音速測定法における補正に関する検討"日本超音波医学会東北地方会第23回学術集会抄録集. 3 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 浅井仁: "弾性表面波を利用した骨の音速測定法に関する検討"日本超音波医学会第21回東北地方会抄録集. 6 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi