研究課題/領域番号 |
12791004
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研究種目 |
地域連携推進研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
考古学(含先史学)
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研究機関 | 北海道開拓記念館 |
研究代表者 |
赤松 守雄 北海道開拓記念館, 学芸部, 特別学芸員 (70132826)
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研究分担者 |
右代 啓視 北海道開拓記念館, 学芸部, 資料課長 (30213416)
山田 悟郎 北海道開拓記念館, 学芸部, 主任学芸員 (00113473)
氏家 等 北海道開拓記念館, 事業部長 (70113462)
鈴木 琢也 北海道開拓記念館, 事業部・学芸員 (40342729)
添田 雄二 北海道開拓記念館, 総務部, 学芸員 (40300842)
小林 幸雄 北海道開拓記念館, 事業部・普及事業課長 (10113466)
為岡 進 北海道開拓記念館, 学芸部, 業務主任 (30179915)
三野 紀雄 北海道開拓記念館, 事業部・主任学芸員 (80113471)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
2002年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
2001年度: 15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
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キーワード | 考古学 / 先史美術 / 保存科学 / 地学 / 続縄文時代 / 擦文文化期 / 洞窟遺跡 / 岩面刻画 / 続縄文 / 擦文文化 / 美術史 / 続縄文文化 |
研究概要 |
本研究は、フゴッペ洞窟を中心とする続縄文社会の文化交流と岩面刻画の成立過程を明らかにし、当時の環境を復元することから、文化財を題材とした体験学習、生涯学習の場の環境を整えることを究極的な目的として進めた。 研究の成果としては、およそ2,000年前にはじまった続縄文社会の人やものの移動や生業などから日本列島はもとより、北はサハリン、さらに対岸の大陸文化といった交流の道をさぐることができた。また、その背景となる古環境の変化なども人やものの移動においても明らかになってきた。さらに、フゴッペ洞窟の岩面刻画の成立にかかわる年代、その岩面刻画の持つ意味についでも、おおよその方向が明らかにできたと考えられる。この成果については、北海道開拓記念館で開催した第55回特別展「洞窟遺跡を残した続縄文の人びと」で公開し、関連事業として講演会などを実施した。 研究の公開としては、シンポジュウム、フォーラムなどを開催し、多くの研究者に参画していただき学際的な視野でフゴッペ洞窟の研究に取り組んでいただいた。また、文化財としてのフゴッペ洞窟は、将来どうあるべきかなどといったことについて、余市町はもとより北海道、さらに本州からの参加者で、議論していただいた。 これらを基に、文化財をテーマとした「フィールドステーション」のモデルとして、フゴッペ洞窟に新たないくつかの提案を行った。現在、進められている「史跡フゴッペ洞窟」の保存施設の整備事業などに、それらの成果が繁栄することができ、平成16年4月オープンするリニューアル施設が公開されることとなっている。
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