研究分担者 |
小林 登志生 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (20186753)
結城 皖曠 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (60300696)
坂元 昂 メディア教育開発センター, 所長 (00016338)
菊川 健 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80056001)
大塚 雄作 大学評価・学位授与機構, 評価研究部, 教授 (00160549)
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研究概要 |
本研究は,幕張新都心地区内の大学と企業間をレーザー光中継器により相互に接続し,完全双方向のTV会議システムによる遠隔授業を主軸に,産官学協調による社会人向け都市集約型生涯学習ネットワークの構築をめざしたものである.その上でいくつかの実証的実験試行を行い,有効性を確認することで,今後我が国に多く所在,開発されると予想される同様の地域における生涯学習実施基盤のモデルとして示すことができる.また研究開発用ギガビットネットワークの幕張ギガビットリサーチセンターも同一地区内にあり,国内遠距離都市間を接続するも可能である. 平成12年度には生涯学習ネットワークの構築と高速伝送にもとづく遠隔教育実験を行った.同じ幕張新都心地区内にあるメディア教育開発センター,千葉県の運営するメディアサーフィン,キヤノン販売ビルを実験学習地点として平成13年3月下旬に4日間にわたる実験を行った.幕張地区に住むシニアを対象に実施した実験的情報教育実践であった.ブロードバンドによる高品位な双方向ビデオ会議,アプリケーション共有による遠隔地個別指導,レスポンス・アナライザによる非同期フィードバックなどを盛り込むことにより,遠隔地でもコミュニケーションがより緊密になり,受講者からも好評価を得た. 平成13年度には同時双方向の遠隔教育とウェブベースのカウンセリングシステムとを連動させた実験を平成14年2月に実施した.公的IT講習の事後フォローアップ目的でカウンセリングシステムが友好に作動することが確認された.
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