研究課題/領域番号 |
12794014
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研究種目 |
地域連携推進研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高本 眞一 (高本 真一) 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60137833)
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研究分担者 |
田林 晄一 東北大学, 医学部附属病院, 教授 (90142942)
本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
小塚 裕 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (10126055)
高梨 美乃子 日本赤十字社中央血液センター, 課長(研究職)
十字 猛夫 日本赤十字社中央血液センター, 所長(研究職) (20009997)
中島 淳 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (90188954)
安田 慶秀 北海道大学, 医学部, 教授 (60125359)
田所 憲治 東京都西赤十字血液センター, 所長
上田 裕一 名古屋大学, 医学部, 教授 (80314011)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
27,200千円 (直接経費: 27,200千円)
2002年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2001年度: 15,200千円 (直接経費: 15,200千円)
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キーワード | 同種組織 / 凍結保存 / 組織移植 / 組織バンク / ネットワーク |
研究概要 |
1.同種組織採取ネットワークの設立 研究協力施設を中心として同種組織採取ネットワークを設立した。メンバーは、北海道大学、東北大学、岩手医科大学、秋田大学、埼玉医科大学、東京大学、名古屋大学、日赤中央血液センターである。これらの施設に、同種組織のドナーが現れた際組織採取に出動できるようソフト面ハード面の体制確立を要請し、実現された。 2.同種組織の採取・保存 東京大学組織バンクを中心に、皮膚を中心とした杏林大学組織バンクチームと密接な連携をとりながら、ドナー情報の獲得につとめた。その結果、組織提供のドナー数はこの3年間で37例に上り、本研究開始前は年平均6例であり、飛躍的に増大する結果となった。 3.同種組織の使用・搬送 現在までに計100例超の凍結保存同種組織を使用した。本研究開始前はわずかに7例であり、本研究開始によって急激に使用数が増大した。内訳は、大動脈弁26例、肺動脈弁18例、上大・下大・腸骨静脈23例、下行大動脈8例、腹部大動脈3例、大腿動脈4例、大腿静脈17例、門脈4例、大伏在静脈3例である。いずれも組織損傷無く凍結保存状況は良好であった。これら使用組織は主として東大組織バンクに所属する施設(心臓外科、肝臓外科)で使用されたが、全体の3分の1は東大以外の施設にシッピングしたものである。適応疾患は、感染性心内膜炎、感染性仮性動脈瘤、自己肺動脈移植術(Ross手術)が主なものであった。成績は、凍結保存同種組織に起因した死亡はなく、代用組織として(特に感染症例や先天性心疾患において)人工材料では得られない良好な結果が得られた。 4.Wet Labの開催 組織採取の実際の手順を学んでもらうために、各施設の実務者の医師に東大に集まっていただき、豚心臓を用いて心臓弁の摘出とトリミング、解凍の実際を各自に実習形式で研修してもらった。このWet Labにより、参加者の組織採取の技術が向上した。
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