研究課題/領域番号 |
12832017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
立野 勝彦 金沢大学, 医学部, 教授 (40092788)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 部分脱神経 / 廃用性筋萎縮 / 神経の発芽 / ヒラメ筋 / 運動負荷 / 無負荷 / 神経発芽 / 神経・筋の相互作用 / 髄鞘内横断面積 / 筋横断面積 |
研究概要 |
部分脱神経筋(PD)の神経および筋の回復機序については未だ不明な点が多い。PDの作成についても多くの問題点があって、実験結果についても一致を見ない。さらに現在までの多くの報告は、筋接合部での観察であり、神経および筋自体の病態像を捉えた報告はない。本実験でのPDは、第5腰髄神経節を切離し、恒常的なPDを作成した。部分脱神経を起こした神経の本幹部分での観察およびヒラメ筋の湿重量、筋線維横断面積、筋線維のタイプ分類を調べた。PD後の神経本幹部分において、残存した正常な神経束の髄鞘内横断面積は4週目と6週目に増大した。PD後の筋力回復は、脱神経後6週までは残存した筋線維の廃用性筋萎縮と発芽による再支配を受けた筋群の肥大によることが明らかとなった。術後6週目以後は、代償的に肥大する筋群と術後6週目まで脱神経のまま残存した筋線維の肥大によることが判明した。 さらにPD後のトレーニングが神経筋形態学的変化について調べた。髄鞘内横断面積は2週間のトレーニングにより減少させ、筋横断面積は2週目および6週目において大きな線維の増加が観察された。 またPD後に廃用性筋萎縮をおこさせるため下肢懸垂をおこなった。PDに寡運動を加えると脱神経筋線維の横断面積は緩徐に萎縮が進むことが判明した。
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