研究課題/領域番号 |
12832048
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
大久保 隆男 国際医療福祉大学, 保健学部, 教授 (40006705)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 呼吸不全 / 呼気筋疲労 / 慢性閉塞性肺疾患 / 呼気抵抗負荷 / 腹筋運動負荷 / 呼吸努力威 / 最大努力呼気口腔内圧 / 呼吸筋筋電図 / 呼吸努力感 / 呼吸リハビリテーション / 腹筋運動 / 最大呼気口腔内圧 / 筋の電気的活動 / Borg Scale / 呼吸筋疲労 / 呼気閉塞 / 呼気筋トレーニング / 腹筋トレーニング / 呼吸困難感 / 閾値呼気抵抗負荷 |
研究概要 |
呼吸不全は、殆どすべての呼吸器疾患の進行に伴い見られる重要な病態で、その発生要因の一つとして、呼吸筋疲労がある。従来、呼吸筋疲労の研究は吸気筋に関するものに限られ、呼気筋疲労の研究は私共の研究に限られていた。 呼気筋疲労の研究を更に進めるために、次の二点について主に研究した。 研究I.呼気および吸気抵抗負荷時に、負荷量の違いによってどのような筋が特に筋活動を増すか、筋の電気的活動で検討した。 研究II:呼気抵抗負荷と主な呼気筋である腹筋の運動負荷のいずれが、呼気筋疲労の発生に影響が大きいか、更にこれらの負荷が呼気筋疲労の発生様式にどのように影響するのか、を検討した。 【結果】研究I:吸気負荷では胸鎖乳突筋の筋電気的活動が最も高値を示し、全ての筋において筋の活動は負衝量増加に伴い直線的に増加した。呼気負荷では外腹斜筋の筋電気的活動が低負荷から高値を示したが、その他の筋は負荷量増加によっても著明な活動は呈さなかった。 研究II:腹筋運動の繰り返しに対して、呼気抵抗負荷を繰り返し行ったグループが総運動前後で最も呼気筋力の減少率が大きく、最終運動終了時の呼吸困難感は最も高い値を示した。腹筋運動と呼気抵抗負荷では動に優位に活動する筋群が異なるとが考えられ、呼気抵抗負荷は拭く金運動よりも呼気筋への影響が大きく、呼気抵抗負荷が呼気筋トレーニングとして腹筋運動よりも有効である思われた。
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