研究課題/領域番号 |
12835005
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山下 静也 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (60243242)
|
研究分担者 |
平野 賢一 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30332737)
酒井 尚彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80294073)
冨山 佳昭 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80252667)
西田 誠 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | CD36 / 動脈硬化 / ノックアウトマウス / 酸化LDL / 受容体 / 粥状動脈硬化 / 長鎖脂肪酸 / スカベンジャー受容体 |
研究概要 |
CD36は血小板、単球、マクロファージ、脂肪細胞の細胞膜に存在し、スカベンジャー受容体ファミリーに属しており、私共は1990年にCD36欠損症を発見して以来、その病態について解析してきた。その中で、私共は3種の遺伝子変異を同定するとともに、本症患者から採取したマクロファージは酸化LDLの結合が弱く、泡沫化抵抗性であることから、CD36がマクロファージにおける酸化LDLの受容体として粥状動脈硬化の発症過程で重要であることを報告した。一方、CD36はヒト心筋にも発現し、CD36欠損症患者の心筋組織ではCD36が発現しないことを私共は見出した。 一方、CD36欠損症の個体レベルでみると、動脈硬化易発症病態であるマルチプルリスクファクター症候群のコモンな表現型の一つであるインスリン抵抗性を有することも発見した。そこで、本研究は遺伝子改変技術を用いてCD36ノックアウトマウスを作成し、その表現型を解析するとともに、CD36の動脈硬化発症における意義を解明することを目的として、研究を行った。2年間の研究で、CD36ノックアウトマウスの確立を行った。キメラマウスを交配することにより、複数のCD36ノックアウトマウスのホモ接合体を得た。さらに、バッククロスを行い、ほぼ90%のC57b16のマウスを得心現在、マウスを高コレステロール食、高脂肪食下に飼育し、血清脂質、糖代謝、インスリン抵抗性の有無について検討中である。
|