研究課題/領域番号 |
12839005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源の変換と展開
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
苅田 修一 三重大学, 生物資源学部, 講師 (90233999)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | Clostridium / カタボイト調節蛋白質 / セルラーゼ / キシラナーゼ / キチナーゼ / 嫌気性細菌 / ccpA遺伝子 / Clostrdium / カタボライト調節蛋白質 / ヘリックスーターン-へリックスモチーフ / Bacillus subtilis / CcpA遺伝子 |
研究概要 |
セルロース分解細菌Clostridium cellulovoranasより、ヘリックス-ターン-ヘリックスモチーフを有するカタボライト調節蛋白質(CcpA)の遺伝子をPCRとコロニーハイブリダイゼーション法によりクローニングした。この遺伝子にBacillus subtilisのプロモータを融合した遺伝子を作成し、B.subtilisのccpA欠損株について相補試験をした。相補試験は、グルコン酸カイネースの活性を測定することによって行った。しかしながら、C.cellulovoranasのccpA遺伝子は、B.subtilisの欠損を相補しなかった。大腸菌で発現した本CcpA蛋白質をNi-NTAカラム、ResourceQカラムで精製した。この蛋白質を用いて、C.cellulovoranasのセルロソーム骨格蛋白質のプロモータ領域の配列、あるいは、B.subtilisのamyE配列を用いてゲルシフトアッセイを行った。しかしながら、バンドシフトは観察されず、CcpA単独では機能しない可能性が示唆された。また、CcpA蛋白質の配列は似ているものの、B.subtilisとは若干異なることを示している。一方、カタボライト調節のセンサーとして機能するホスホエノールピルビン酸依存性リン酸転移酵素システム(PTS)の遺伝子のクローニングを試みた。その結果、PTS Enzyme Iの遺伝子とEnzyme II Glcの遺伝子のクローニングに成功した。これらの遺伝子の存在は、セルロース分解菌において、PTSを介したカタボライト調節が機能している可能性を示唆している。また、キチン分解細菌Clostridium paraputrifiucmより同様にCcpA遺伝子をクローニングした。
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