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質的データによる社会的不公平感の趨勢に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12871030
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関奈良大学

研究代表者

間淵 領吾  奈良大学, 社会学部, 助教授 (50299161)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード不公平感 / 社会意識 / 分配公正 / 新聞記事 / 質的データ / 不定型データ / 内容分析 / 不定形データ
研究概要

研究対象とした全国紙(朝日・毎日・読売・産経)のうち、主として朝日新聞・毎日新聞・読売新聞の縮刷版などから、入力すべき新聞記事(主に読者からの投稿)を検索・抽出し、スキャナおよび文字認識ソフトを利用して記事データをデジタル化するとともに、デジタル化されたデータについて、その内容を分類し、コーディングした。記事文中で指摘された不公平の領域と投稿者の属性(主として性別・年齢・職業)との関連性の分析結果は、概ね以下のとおりである。
(1)投稿者の属性に関して
1.女性より男性が多い。
2.会社員、無職、主婦、学生が多い。
3.30歳代と60歳代が多い。
4.関東地方在住者が多い。
(2)記事内容に関して
5.「納税者間」の公平・不公平が最多であり、「国家間」「被疑者間・被告間」等が続く。
(3)投稿者が公平判断の際に用いたと推測される公正原理の種類に関して
6.「手続き公正」よりも「分配公正」が多い。
7.分配公正の中で最も多いのは「平等原理」であり、次いで「衡平原理」が多く、「必要原理」は少ない。
ただし、掲載紙ならびに掲載時期に応じて、上記の諸点は変化を見せる。
なお、投稿者の職業については、新聞社が記事で採用している職業分類(たとえば「会社員」といった曖昧な職業名)に準拠せざるを得ないため、正確さの点で限界がある。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 間淵領吾: "新聞紙上に現れたる不公平感の趨勢"総合研究所所報. 9. 169-172 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 間淵領吾: "新聞紙上に見る公正観"総合研究所所報. 11. 199-201 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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