研究課題/領域番号 |
12871044
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 奈良産業大学 |
研究代表者 |
川本 正知 奈良産業大学, 経済学部, 教授 (30192553)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | イラン・イスラム共和故国 / テヘラン / ナクシュバンディー教団 / テヘラン大学 / タブリーズ / ラシュト / 西南アジア研究会 / 道統(silsila) / イスタンブール / スレイマニエ / バヤジット / トプカプ・サライ / ナクシュバンティー教団 / 写本収集 / トルコ共和国 / ホージャ・アフラール / ウズペキスタン / タシケント / ウズペキスタン国立東洋学研究所 / ババジャーノフ / テュメン |
研究概要 |
今年度の主な研究実績は以下の三つにまとめられる。 1.当初の計画通りイラン・イスラム共和国テヘランにおいて文献調査をおこなった。その対象は、テヘラン大学図書館、イラン国会図書館、国立マレク図書館で、2002年8月27日から当地に4週間滞在し、テヘラン大学において研究許可を得、ナクシュバンディー教団聖者伝写本の調査をおこなった。また、それらのマイクロフィルムを取得し、日本国内では入手不可能な刊本のコピーを多数取得した。マイクロフィルムは申請した全てが許された。また、テヘラン大学の招聘により滞在していた東北大学の黒田卓氏と共に、5日ほどかけてタブリーズ、ラシュトなど地方都市の図書館を訪ね、文献調査を行った。また、やはり黒田氏の紹介により、テヘラン大学の研究者や各図書館の司書たちと議論することができ、当教団研究の資料および当地での研究、写本の残存状況、文献のありようなどについて多くの情報を得ることができた。 2.国内の図書館(東洋文庫、京都大学図書館、東京外国語大学図書館等)に所蔵されている中央アジアのナクシュバンディー教団関係の刊本資料をできる限り集めた。 3.2002年12月14目京都大学で行われた西南アジア研究会総会において「ナクシュウバンディー教団の道統(silsila)について」と題する講演において研究発表を行うことができた。当科研のテーマに即した内容で、ナクシュバンディー教団の文書資料を整理し、教団の発生から現代に至るまでの歴史を述べた。
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