研究課題/領域番号 |
12873013
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
國村 道雄 名古屋市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70089952)
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研究分担者 |
奥村 雅史 早稲田大学, 商学部, 助教授 (30247241)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 発生項目 / 裁量的発生項目 / キャッシュフロー / CFO / 利益管理・操作 / 株式評価 / 発生主義 / リスク / キャッシュ・フロー / 利益管理 / 利益操作 |
研究概要 |
本研究では、とくにキャッシュフロー、会計利益および発生項目における関係に着目し、これまでの米国等での研究にない斬新なモデルを開発することを目的としている。 Dechow[1994]は、発生項目がキャッシュフロー変化における負の時系列相関を大きく緩和することを統計的に発見している。さらに、Dechow, Kothari, Watts[1998]はこの発見をモデルによって理論的に説明している。本研究はこれらのアイデアを展開することによって、特に、キャッシュフローと発生項目の関係に基づいたモデル構築を試みた。昨年度は、論文"Discretionary Accrual Models and the Accounting Process(裁量発生項目モデルと会計プロセス)"にまとめ、平成12年10月23日、第12回アジア・太平洋国際会計学術会議・北京会議において、バーノン・ジマーマン優秀論文賞(The Vernon Zimmerman Best Paper Awards)を受賞した。 昨年度と本年度は、まず、奥村論文「運転資本発生項目の推定:推定モデルの比較」では、このアイデアを発展させたモデルを用いて、本会計プロセス・モデルの優位性を検証した。また、國村は発生項目にリスク概念を導入し、主論文"Reexamining the Relationship between accruals and stock returns(発生項目と株式収益率の関係の再吟味)"をほぼ仕上げ、abnormal returnの一部をリスクで説明することにほぼ成功した。この論文は、國村が主催するinternational workshop(平成14年12月14日)に提示された。
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