研究概要 |
[研究目的] 本研究では,人の肌に直接触れても冷たさを感じさせないように温度調節が可能なように液体を内蔵したゲル素材を用い,センサそれ自体が柔軟に変形ができ,圧力の情報も検知できる触感ゲルセンサの研究を行うことを目的とする. [研究成果] 導電性ゲルを媒体としたセンサにおいてぬくもりを調節するためにはヒータが必要であり,市販ヒータを利用する場合と試作ヒータを利用する場合の比較を行った.また,温度調節のための温度センサについても非線形性と感度調節を行ってあるIC化されている形態のものと温度が変われば抵抗値が変わるサーミスタをそのまま利用する場合の比較を行った. それ自体がやわらかく変形するゲル状のセンサ媒体の電極としてはやわらかさを保持できるように導電性の布を利用する構成法を実現し,ヒータと温度センサの部分に関してやわらかさを阻害しにくいものにしなければ実用的センサとすることができないため,試作したヒータとサーミスタセンサより作りだすことに成功した.
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