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溶融飛灰の無害安定化プロセスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12875140
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 金属生産工学
研究機関東京大学

研究代表者

前田 正史  東大, 生産技術研究所, 教授 (70143386)

研究分担者 池田 貴  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30212773)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード溶融飛灰 / オキシクロライド / ホットフィラメント法 / 塩化物-酸化物系
研究概要

本研究は一般ゴミの処理によって発生する溶融飛灰の基本組成であるNa-K-Zn-Pb-Si-C-Cl-O系物質の最終処分の段階での物質組成の制御、無害安定化の可能性を探査し、具体的な処理法の提案をすることを最終目的としている。
既にNaCl-Na_2SiO_3系、LiCl-Li_2SiO_3系の液相線、NaCl-Na_2CO_3系の状態図を得ているが、さらに溶融飛灰に近い組成として、PbCl_2-PbO-SiO_2系のSiO_2飽和液相線の調査を行った。
まずPbCl_2,PbOを所定の組成に秤量混合した粉末試料を石英管内に真空封入する。これを炉内で高温に保持し平衡に到達させる。平衡到達時間はあらかじめ予備実験により決定した。試料を炉から取り出し急冷し、液相部を取り出して各成分の定量を行った。これによりPbCl_2-PbO-SiO_2系のSiO_2飽和液相線を得た。本液相綿は液相中のPbCl_2濃度が増加するとSiO_2の溶解度が減少することがわかった。これらを金属学会にて報告した。
NaCl-Na_2CO_3系の状態図的調査により共晶系の状態図になることがわかっているが、同系の起電力法による活量測定を行った。これより得られた結果はPeltonらによって計算により求められた値とよく一致をしていることがわかった。
今後より溶融飛灰に近い組成に関する研究を進め、より効率的な溶融飛灰処理法の提案に向けて有用なデータを得ることが出来た。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kokoro Iwasawa and Masafumi Maeda: "Phase Diagram Study for the Alkali Metal-Oxychloride System"Metallurgical and Materials Transactions B. 31B. 795-799 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kokoro Iwasawa,Takashi Ikeda and Masafumi Maeda: "Phase Diagrams Study For The Alkali Metal-Oxychloride System"Proceedings of sixth International Conference of Molten Slags, Fluxes and Salts. 14. 78.pdf (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 岩沢こころ,前田正史: "アルカリ金属-ケイ素-オキシクロライド混合物質の状態図"材料とプロセス(ポスターセッション). (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 岩沢こころ,前田正史: "PbCl_2-PbO-SiO_2系物質の相平衡"日本金属学会講演概要. 10. 308-308 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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