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ハスモンヨトウにおけるキチン合成阻害剤の不妊化機構

研究課題

研究課題/領域番号 12876010
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 植物保護
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮田 正  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (20023476)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワードキチン合成阻害 / クロルフルアズロン / ハスモンヨトウ / 精子 / 胚発育 / 未孵化卵 / 精包 / 精巣
研究概要

キチン合成阻害剤のクロルフルアズロンをハスモンヨトウ幼虫に処理し、その後の孵化阻害作用について調べた。この不妊化作用が精子数の減少によるものなのか、幼虫期に処理されたクロルフルアズロンが産下卵まで伝えられ、産下卵のはい発生時にクロルフルアズロンの影響(キチン合成阻害)により末孵化卵となるのか、または未受精のために未孵化卵になるのか検討した。まず、産下卵の胚発育をを詳細に観察し、胚発育がどの時点で止まるのかを調べた。その結果、未孵化卵の大部分(90%以上)は、胚発生の初期段階で発育が止まることを確認した。これは、未孵化がクロルフルアズロンの産下卵への伝搬によるものではないことを示している。また、5齢幼虫へのクロルフルアズロン処理による精子の発育遅延が、精子数の減少をもたらすのか、精子の性質(受精能力)に悪影響を及ぼすかについては、羽化成虫雄から雌に渡される精包中の精子数と孵化卵数とには高い相関があり、雄から雌に渡される精子数が重要であると考えられた。以上のことから、今後は、雄の精子発育のいかなる作用点にクロルフルアズロンが作用するのか明らかにしていきたい。また、5齢幼虫に対するクロルフルアズロン処理は、雄に対する影響が高いことが示されているが、雌の卵巣に対しても影響があることが明らかとなり、今後は雄のみならず雌に対する影響についても検討する必要があると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Perveen,F.and T.Miyata: "Effects of sublethal dose of chlorfluaguron on ovarian development and oogeneis in the tobacte autworm, Spodoptern liturs (Lepidopterai Noctaidne)"AnnEntomol.Soc.Am.. 93(5). 1131-1137 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 宮田正,吉田和史: "昆虫生育制御剤の次世代増殖に及ぼす影響"植物防疫. 54(12). 503-505 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2025-11-17  

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