研究課題/領域番号 |
12876063
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
舘 鄰 麻布大学, 獣医学部, 教授 (30011711)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | SRY / アンチセンスSry / 抗SRYリボザイム / ハンマーヘッド型リボザイム / tRNAリボザイム複合体 / 性決定 / 性転換 / トランスジェニックマウス / Sry / アンチセンスRNA / リボザイム / pCAAGS / polIIIプロモーター / ハンマーヘッド / ヘアピン |
研究概要 |
本研究の目的は、アンチセンスmRNAを発現させて特定の遺伝子の転写産物を翻訳レベルで抑制するアンチセンステクノロジー、および、特定の遺伝子転写産物を酵素活性をもったRNAを用いて分解するリボザイムテクノロジーを駆使して、遺伝子操作により、出生時性比が雌に傾斜するような、人工的家畜品種を作出するための基礎研究を、マウスをモデル動物として、実施することにある。この目的を達成するために、現在、トランスジェニックマウス作出において最も強力なpromoter/enhancer complexもつvectorであるとされるpCAGGS(阪大宮崎純一教授から供与済み)を用いて、アンチセンスSry、対Sryリボザイムを発現させたトランスジェニックマウスを作出して、その生殖巣、生殖器官における表現型の解析を行った。その結果、12匹(雄10、雌2)のトランスジェニックマウスが得られたが、表現型と遺伝型は全て一致していた。これらのマウスをfounderとして、非トランスジェニックマウスと交配して、F1を得たところ表現型が雌でありながら、Y染色体のマーカーであるZfyを有している個体が11匹得られた。これらのマウスについて、なお詳細な解析を行っている。 一方、対Sryリボザイムを、ハンマーヘッド型、tRNA-ribozyme complex型数種類を設計した。これらのリボザイムにつき、in vitroにおける、Sry mRNAに対する切断効果を検討した結果、切断が生起することを確認した。今後、これらリボザイムのin vivoにおける効果を確認する計画である。
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