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緑色に光る形質転換ウズラの作出

研究課題

研究課題/領域番号 12876066
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学・基礎畜産学
研究機関信州大学

研究代表者

小野 珠乙  信州大学, 農学部, 助教授 (10177264)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードウズラ / エレクトロポレーション / 胚発生 / 生殖腺 / 始原生殖細胞 / GFP / EGFP / 形質転換
研究概要

現在,鳥類では様々な方法を用いてトランスジェニックアニマルの作出が試みられているが,効率的な形質転換はなされていない。鳥類胚は胚発生初期の一時期に配偶子の幹細胞である始原生殖細胞(PGCs)が胚体外の生殖三日月環領域に局在している。本研究はウズラ胚においてこの部位にレポーター遺伝子であるEGFP遺伝子(野生型GFP遺伝子の変異体)をin vivoマイクロエレクトロポレーションにより導入し,この方法による外来遺伝子導入の有用性を明らかにするとともに,形質転換されたPGCsの発生を解析し,PGCsを介したトランスジェニックアニマルの作出の可能性を追求した。野生型羽装ウズラの受精卵を12〜14時間孵卵しステージ4〜5の発生段階の胚を得て,PGCsが局在しているGCRにpMiw-EGFPをin vivoマイクロエレクトロポレーションした。488nmの励起光照射によりレポーターであるEGFP遺伝子(野生型GFP遺伝子の変異体)の発現を観察した。電圧8〜12V,プラスミド濃度1.0μg/μlの条件が効率的な遺伝子導入条件であった。GFPタンパク質による蛍光を発する(緑色に光る)血中PGCsが観察された。以上のことから,ウズラ初期胚における外来遺伝子導入法としてin vivoマイクロエレクトロポレーションは有用であり,生殖三日月環領域に遺伝子導入することにより効率的にPGCsに遺伝子導入することができることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ono T.(Li HC): "Population of Circulating Primordial Germ Cells in Early Japanese Quail Embryos."Journal of Poultry Science. 38(2). 175-180 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Ono T.(Kawaguchi,H.): "Spontaneous mutation in Mitf gene causes osteopetrosis in Silver homozygote quail."Developmental Dynamics. 220(2). 133-140 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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