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マウスホモロガスリコンビナーゼの遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 12877018
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関東京大学

研究代表者

野阪 哲哉  東京大学, 医科学研究所, 客員助教授 (30218309)

研究分担者 北村 俊雄  東京大学, 医科学研究所, 客員教授 (20282527)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワード遺伝子相同組換え / ホモロガスリコンビナーゼ / レトロウイルス発現クローニング
研究概要

当研究の目的はレトロウイルス発現クローニング法を用いて、マウスにおける遺伝子相同組換え(HR)に関与するホモロガスリコンビナーゼ遺伝子そのもの、またはその活性化遺伝子を単離することである。実験は、まず最初に、targeting vectorが導入されたときにHRを生ずるとNeomycin耐性遺伝子が発現するように細工したNIH3T3細胞由来のレポーター細胞株を樹立し、その細胞にHR活性の高い細胞であるES細胞およびニワトリDT40細胞由来のcDNAをレトロウイルスを用いて各々発現させた。次に、targeting vectorを導入し、しかるべきcDNA存在下で相同組替えを起こしたクローンをG418存在下で単離するという流れで行った。結果はNeo耐性クローンは全く得られず、NIH3T3細胞においては一つの遺伝子の補充だけではHRを生ぜしめることはできないことが判明した。現在、基底レベルのHR活性が比較的高いと思われるCHO細胞を用いて同様の実験を検討している。場合によっては予め、変異原処理によりランダムに遺伝子を破壊しておいてHRが起こらなくした細胞株を用いて、レトロウイルスによる発現クローニング法でその表現型をレスキューする遺伝子を単離するというようなアプローチも必要かもしれないと考えている。2000年度は当実験の目的遺伝子であるホモロガスリコンビナーゼは得られなかったが、レトロウイルス発現クローニング法を用いた一連の研究により、血球細胞の分化や増殖に関与する、マウスおよびヒトMgcRacGAP遺伝子を単離し、同遺伝子が細胞質分裂にも重要な役割を担っていることを見出した。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kawashima,T.et al.: "MgcRacGAP is involved in the control of growth and differentiation of hematopoietic cells"Blood. 96. 2116-2124 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Hirose,K., et al.: "MgcRacGAP is involved in cytokinesis through associating with mitotic spindle and midbody"J.Biol.Chem. (印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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