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原発性胆汁性肝硬変におけるPDC-E2分子の胆管細胞表面への表出機序

研究課題

研究課題/領域番号 12877089
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

河辺 朋信  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (00256364)

研究分担者 都野 晋一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80281393)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード原発性胆汁性肝硬変 / シグナルペプチド / 分子シャペロン / PDC-E2
研究概要

本研究は、PBCの疾患特異的自己抗原と考えられるミトコンドリア内膜酵素であるPDC-E2の胆管細胞のミトコンドリアおよび小胞体への輸送動態を、シグナルペプチド分子、分子シャペロンおよびそれらの遺伝子レベルで解析した。患者さんに検体の一部を本研究に用いることを説明し承諾を得た後に採取した検体を用いて検討し以下の結果を得た。
§タンパクのミトコンドリアへの膜輸送を規定する分子シャペロンHSP70、HSP60の解析
PBC胆管細胞、正常胆管細胞間における、細胞質およびミトコンドリア分画のhsp70、ミトコンドリア分画のhsp60タンパクの発現、分子量の差異を免疫沈降法により解析したところ、PBCと健常人の間で有意な差異は認めなかった。しかしhsp70、hsp60遺伝子発現量は健常人に比しPBC症例で多く発現している傾向が認められた。
§PDC-E2の小胞体における存在の解析
PBC胆管細胞、正常胆管細胞それぞれの小胞体分画を分離し、PDC-E2の存在を免疫沈降法により解析したが、有意差は認めなかった。
§タンパクのプロテアソームから小胞体膜TAPへの輸送を規定するシャペロンHSC73、小胞体内でTAPからMHC classIへの転送を規定する分子シャペロンgrp94の解析
PBC胆管細胞、正常胆管細胞間における、細胞質HSC73、小胞体grp94の発現、分子量の差異を免疫沈降法により解析したところ、PBC症例では健常人に比して細胞質に発現するHSC73の分子量が異なることが明らかにされた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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