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FISH法による造血幹細胞移植後の生着時期とGVHD発現に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 12877120
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関北海道大学

研究代表者

小林 良二  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (30301899)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードFISH / 造血幹細胞移植 / GVHD
研究概要

造血幹細胞移植に伴う移植片対宿主病(graft versus host disease,GVHD)が重症化するか否かに関して予想するために、移植後早期の末梢血中提供者由来のリンパ球の発現の程度を調べGVHDの重症度との関連を調べ、さらにGVHDの発現の早期の指標となる可能性を模索した。実際の手法としては比較的簡便であり定量性のあるFISH法(fluorescence in situ hybridization)を用い提供者と患者が異性である場合に限って検索をおこなった。
症例は1997年10月より2001年9月のまでの間に北海道大学医学部附属病院小児科にて異性間で骨髄移植を行った6例である。男児3例、女児3例で年齢は2〜10歳、原疾患は急性リンパ性白血病3例、骨髄異形成症候群2例、Hunter症候群1例であった。いずれも移植後12〜22日後に生着を確認した。急性GVHDは3例にはみられず、gradeI〜IIIを3例に合併した。この6例の末梢血をXY probeをもちいてFISH解析を行った。いずれの症例においても、生着日にはdonorタイプが99〜100%を占めた。また移植後早期にもGVHD合併の有無にかかわらずdonorタイプは80%以上に増加する傾向があった。このため、当初の目的のGVHDとの関係は明確でないことが明らかとなった。しかしながら、後に再発した1例が他の症例と異なり移植後早期(1〜3日)にrecipient typeが90%を占めており、今後再発との関係で注目される。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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