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癌細胞に由来する免疫抑制因子のクローニングとその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 12877333
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

田中 瑞穂  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (10308645)

研究分担者 山岡 稔  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50064671)
上松 隆司  松本歯科大学, 歯学部, 助教授 (40203476)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード免疫抑制 / クローニング / 抗原提示細胞 / 免疫抑制因子
研究概要

癌細胞から抽出したtotal RNAからmRNAを抽出しcDNAライブラリーを作成した。UNIZAP II cDNAライブラリーから蛋白発現ベクターにサブクローニングし、約90kDa蛋白が得られた。この蛋白はポリアクリルアミド電気泳動法によりダイマーを形成していることが推測された。今回得られた蛋白をコードするcDNAをシャトルベクターのマルチクローニングサイトに挿入し、哺乳動物細胞である3T3マウス線維芽細胞(3T3細胞)に遺伝子導入した。形質転換した培養細胞を位相差顕微鏡で観察したところ、野生型3T3細胞ではコンタクトインヒビションによる増殖抑制がみられたが、形質転換した3T3細胞では、野生型3T3細胞と同様にコンタクトインヒビションが観察されたが、細胞間においてパイルアップ現象がみられた。また、形質転換した3T3細胞の倍加時間は、野生型に比べ短縮された。単核球細胞を用いた活性酸素産生能を検討するbioassayでは、野生型3T3細胞との共存培養に比べ、形質転換した3T3細胞との共存培養により単核球の活性酸素産生量が低下することが明らかとなった。
以上の結果より、癌細胞に由来する本蛋白は、細胞増殖を促進するとともに共存培養した抗原提示細胞の活性化に影響を与えているものと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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