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天然アミノ酸を素材とした不斉加水分解能を有する人工酵素のデザイン合成開発

研究課題

研究課題/領域番号 12877350
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関徳島大学

研究代表者

長尾 善光  徳島大学, 薬学部, 教授 (40027074)

研究分担者 佐野 茂樹  徳島大学, 薬学部, 助教授 (20226038)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード酵素モデル / 加水分解酵素 / システインプロテアーゼ / カテプシン-B / アミノ酸 / スペルミン / 大環状ジアミド
研究概要

以前われわれは、プロキラルな各種σ-対称ジカルボン酸にC4キラルな1,3-チアゾリジン-2-チオンを2分子導入したジアミド体のピペリジンを用いた非酵素的な高立体選択的なアミノリシスによる不斉誘導反応に成功している。また、プロキラルな各種σ-対称ジカルボン酸ジエステルの酵素加水分解による高エナンチオ選択的不斉誘導反応についても実施展開し多くの基質分子に関する情報を得ている。Bode及び勝沼らによってX線結晶解析を駆使してシステインプロテアーゼ・カテプシン-Bの分子全貌及び活性中心ドメインの三次元構造が解明されているが、最近われわれは、その特異的酵素阻害剤の開発に成功し、ペプチド結合開裂に関する情報を得ている。触媒抗体機能も参考に加水分解酵素の活性中心のドメインに類似の基質特異的な立体空間の構築(酵素モデル)を天然アミノ酸を用いて試みた。すなわち、先ずスペルミンと各種ジカルボン酸の1,3-チアゾリジン-2-チオンジアミド体とによる各種大環状ジアミド体の合成を確立した。合成した各種ジカルボン酸の大環状スペルミンジアミド体と保護基の付いたCys、His、Aspのチアゾリジンアミド体との各々のアミド化反応をモデル実験として行った。その結果、各々満足すべき収率で目的のテトラアミド体を得ることに成功した。現在、4個のフラグメント(Cys)_3-(Asp)_3、(His)_3-(Asp)_3、(Cys)_3-(Ala)_3、(Cys-Cys-基質類似分子-Cys-Cys-Cys-Cys)の合成を実施展開している。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshimitsu Nagao: "Synthesis of a New Class of Cathepsin B Inhibitors Exploiting a Unique Reaction Cascade"Tetrahedron Letters. 41・14. 2419-2424 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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