研究課題/領域番号 |
12877378
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 愛媛県立医療技術短期大学 |
研究代表者 |
佐川 輝高 愛媛県立医療技術短期大学, 臨床検査学科, 助手 (90162320)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 臨床検査技師養成 / 血液細胞 / VRML / 3D画像 / 細胞 / 電子教科書 |
研究概要 |
血液細胞の3D画像を3年制の臨床検査技師養成教育に用いる際に研究開始当初計画していた反応系を細胞骨格等の細胞構造とマッチさせ理解させるという目標は達成されるべきであろうが、実際問題として細胞の構造を光学顕微鏡像と比較しながらまず細胞構造を具体的に理解させ、反応系に関しては細胞全体像の中で大体どの部分でどのような反応が起こり生体反応に寄与するのかという段階の理解をさせるのが最も教育的に効果が高いと考えられた。これより本年度はヒト末梢血血液細胞とマウス骨髄細胞に関して光学顕微鏡像の連続切片による3D画像化と電子顕微鏡による連続切片から得た3D画像とを学生が比較・理解しやすいように作製した。また、計画当初、細胞全体像の3D画像化のみを計画していたが、更に高倍率で得られる細胞小器官に関しても3D画像化し、これをパーツ化することで、細胞全体像以外にも学生が細胞小器官を具体的に理解できるよう現在作業を進めている。また、これらの細胞小器官3D画像表面は現在模式図をテキスチャーとして貼り付けているが、フリーズフラクチャー或いは細胞小器官分画のSEM像により将来的にはより実写的な表面テキスチャーを作製する必要があると考えられた。また、保存形式をVRMLとしてフリーソフトであるサンデーマン・ビュア(アルテア)を用い学生に自由に血液細胞3D画像内をバーチャルでウォークさせることで、ゲーム感覚でより細胞構造の理解で出来ると考えられた。血液検査で行われるスメアによる細胞の構造変化を光学顕微鏡的3D画像から動画として作製出来れば、より学生が普段触れることの出来る顕微鏡像と細胞構造との関係を理解できると考えれられた。
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