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乳幼児期におけるTwin-talk(宇宙語)現象の発生機序とファミリーケアの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12877394
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関大阪大学

研究代表者

早川 和生  大阪大学, 医学部, 教授 (70142594)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード双生児 / 乳幼児 / 言語発達 / 生活環境
研究概要

平成11年度にツインマザースクラブ会員に対し実施した郵送質問紙調査を詳細に分析を加えた。対象双生児例は1428組である。
双子独自の言葉(Twin-talk)の発生は、1428組中627組(43.9%)においてみられた。このようなTwin-talkのコミュニケーションが最も盛んになる時期は、平均で生後27.8ヶ月(2歳前後)であった。Twin-talk現象の発生は、2人が遊んでいる時で遊びが盛り上がった時に特に頻回にみられることが判明した。
Twin-talk現象の発生率は一卵性と二卵性の間で有意差がみられなかったことから、遺伝要因ではなく生活環境要因の関与によりTwin-talk現象が生じていることが示された。また、Twin-talk現象には「単語のみが特有」であるものと、「会話全体が特有」であるものとに大きく分かれて、「会話全体が特有」である双児が42.9%であった。
本研究では児の発達関連要因として、首の座り、つかまり立ち、ひとり歩き、発語、排泄の自立の時期を検討したが、Twin-talk現象との有意な関連は示唆されなかった。性別を男性ペア、女性ペア、男女ペアに区分した比較では3群間で有意差はみられなかった。
Twin-talkと家族要因との関連についての解析では、1)出生時体重の低さ、2)一卵性であること、3)他に兄や姉がいないこと、4)祖父母が同居していないこと、5)妊娠中毒症があった、等の要因が関連要因として示唆された。
双生児家庭へのファミリーケアでは、これら要因への配慮が必要であることが示された。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 早川和生: "双生児Twin-talk調査結果"ツインマザースクラブ会報. 166. 15-19 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 早川和生 他: "多胎児を生み育てる家庭への保健サービス"日本公衆衛生雑誌. 47(11). 186 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 早川和生 他: "乳幼児期における多胎児の言語発達の遅れとTwin-talk"日本地域看護学会. 抄録集. 37 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 早川和生 他: "ふたごの育児"厚生省児童家庭局. 70 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 早川和生 他: "小さな赤ちゃん"厚生省児童家庭局. 60 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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