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家族介護者の健康危険度を判定できる自己評価表の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12877402
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関福井県立大学

研究代表者

廣部 すみえ  福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (50105243)

研究分担者 金谷 志子  福井県立大学, 看護福祉学部, 助手 (00336611)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード介護者 / 家族 / 介護疲労 / 慢性疲労 / 疲労対処行動 / サポート / 介護意識 / 自己評価 / 疲労認知 / 看護介入 / 介護負担 / 病気 / 病気回避行動 / 予防行動
研究概要

本年度は2段階で研究を進めた。(1)家族介護者の健康危険度を自己判定するチェツク表を構成する要因の分析.昨年度の2地域の調査のデータから,病気により疲労を感じていると答えた者と20〜30歳代の若い家族介護者を省いた112名を「慢性疲労あり」群と「慢性疲労なし」群に分けて,慢性疲労症状と疲労軽減行動の特徴,関連要因を明らかにした.「慢性疲労あり」とは,厚生省の慢性疲労症候群の診断基準を参考に,「普段行っていることができないような疲労症状が6か月以上持続していること」と操作的に定義した.「慢性疲労あり」群は,「なし」群と比較して,以下の特徴が見られた.家族介護者の「年齢が65歳以上」,「要介護3の利用者を介護している」,「夜間介護のために起床する人」「慢性疲労症状に気力減退症状が加わっている」,「疲労軽減行動は自分の中に閉じこもる傾向や治療行動,自己治癒行動をとっている」「介護負担が多い方,特に,体調・仕事・経済的面で負担に感じている」「サポートが少ない,元気をつけてくれる人がいない」「介護をやりたくないが仕方がない,介護は当然と思っている」であった.また,関連要因のあり・ない別に相対危険度を算出した.先の結果から,健康危険度の自己チェック表を作成した.構成要因は,介護者の年齢,利用者の介護度,夜間介護のために起きる回数,介護負担,家族内サポートの有無,介護意識,疲労軽減行動,疲労症状の程度・持続期間である.相対危険度により重み付けも行った.(2)居宅介護支援センターおよび訪問看護ステーションのケアマネージャおよび訪問看護師5名から,チェック表にて家族介護者の健康危険状態の把握が可能かどうか,妥当性の意見をもらった.また,大学院教員および在宅ケア研究者にも意見をもらった.先の居宅介護支援センターおよび訪問看護ステーションにて,実際の支援方法の手段として有効かどうか現在試行の段階である.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 廣部すみえ: "家族介護者の介護疲労に関する認知評価と対応"家族看護研究. 8巻1号. 124 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 廣部すみえ, 塩浦弘恵, 金谷志子: "家族介護者の介護疲労と対応"日本公衆衛生雑誌. 49巻10号. 742 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 廣部 すみえ ほか: "家族介護者からの介護保険サービスの評価-介護保険スタート1年目-"日本公衆衛生雑誌第60回日本公衆衛生学会総会抄録集. 48巻10号. 688 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 廣部 すみえ ほか: "家族介護者の疲労軽減行動の特徴"第21回 日本看護科学学会 学術集会講演集. 186 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 廣部すみえ ほか: "介護を支える家族の健康"北陸公衆衛生学会誌. 27・学会特集号. 4 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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