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足部マッサージの生理学的研究-鼻呼吸を併用したリラクセーション効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12877406
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関名古屋大学

研究代表者

片岡 秋子  名古屋大学, 医学部, 助教授 (80269183)

研究分担者 北川 裕子  名古屋大学, 医学部, 助手 (60314019)
榊原 久考  名古屋大学, 医学部, 教授 (80153873)
渡辺 憲子  名古屋大学, 医学部, 教授 (50126918)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード足部マッサージ / 腹式呼吸 / リラクセーション / 心拍変動
研究概要

今回は、3技法(腹式呼吸・足部マッサージのみ・両技法併用)の生理的効果を検討する目的で実施した。被験者は、健康女性10名で、ベットにあおむけになり、足部マッサージと足部マッサージに腹式呼吸を加えた状態でそれぞれ15分間、腹式呼吸のみで3分間の3技法を実施した。この3技法を実施直前から60分後の自律神経活動を心拍変動のパワースペクトル解析によって評価した。統計検定は、それぞれ実施直前の値を100%としたその変化率を用いて評価した。そして3技法の各測定時間の比較を多重比較のTukuyHSDの検定を用いて行った。また、各技法による実施直前から終了時、終了15分後、終了30分後、終了45分後、終了60分後の測定値の経時的変化について反復測定による分散分析を行い、さらに実施直前値と終了後の各測定値の比較を多重比較のDunnettの検定を用いて行った。その結果、足部マッサージのみでは、心拍数に減少傾向がみられたが、終了15分後には再増加していた。また副交感神経活動の指標としての高周波成分(HF)は有意な変化を示さなかった。腹式呼吸のみの場合では、終了後より心拍数に有意な減少を示した。そしてHFは終了15分後より有意な増加を示した。一方、腹式呼吸を加えた足部マッサージの場合には、心拍数に終了直後、15分後ともに有意な減少を示した。HFは終了15分後より有意な増加傾向を示した。今回の結果は、腹式呼吸を加えたことで、足部マッサージのみの場合より、リラクゼイション効果が大きくなることを示した。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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