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子どものためのインフォームドコンセント支援プログラムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12877409
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関東京都立保健科学大学

研究代表者

木内 妙子  東京都立保健科学大, 保健科学部, 講師 (50279775)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード子ども / インフォームド・コンセント / プリパレーション / プレイセラピー / チャイルドライフケア / 病院環境
研究概要

研究初年度である平成12年度は、国内外における子どものためのインフォームド・コンセントの実施状況と有効性についての把握を行った。
1.国内における子どものためのインフォームド・コンセント実施状況の把握
先行研究に関する文献調査。先進的な取り組みをしていると思われる病院、ボランティア組織などに対するヒアリング調査の実施。その結果、わが国では子どもへのインフォームド・コンセントの必要性についての認識が十分でないこと、認識している場合でも方法には配慮されておらず成人と同様の言語的説明が大半を占めていること、実施に当たってのキーパーソンが存在しないことなどが明らかになった。一方、家族などを中心としたボランティア組織では、実体験に根ざした活動が活発化しており医療チームとは異なる独自の視点で、インフォームド・コンセント・ツールの開発に取り組む動きがある。
2.海外における先進的な取り組みについての実態把握
病院視察・ヒアリングによる情報収集。平成12年8月、ヨーロッパ子ども病院協(EACH)加盟4か国(スウェーデン、オランダ、イギリス、スイス)7か所の子ども病院の視察を行った。いずれの国でも、理解力や年齢に応じた子どもへのインフォームドコンセント、すなわちプリパレーションのための専門スタッフが存在しシステマティックなアプローチが一般的である。これらの活動の根拠として、"EACH憲章"、""ユニセフのこどもにやさしい病院憲章"などがある。スイスのチューリッヒ大学病院では、入院から手術・退院までの一連の流れをシミュレーションできるCD-ROMの開発、地域の健康な子どもを対象にした病院内ツアーのプログラムなどにも取り組まれていることがわかった。
3.さらに現在は、これまでの情報の整理・分析とアメリカにおけるチャイルド・ライフプログラムの分析を通し、日本型支援のあり方について考察中である。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木内妙子: "子どものための病院環境-ヨーロッパ4か国の子ども病院と"病院のこども憲章を学ぶ"-,ウメオ大学病院小児部門"スクールアメニティ(ボイックス). Vol.16/NO176. 71-77 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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