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ポジトロン断層法を用いた身体運動時脳活動の観察

研究課題

研究課題/領域番号 12878003
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東北大学

研究代表者

藤本 敏彦  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00229048)

研究分担者 伊藤 正敏  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00125501)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
キーワードPET / FDG / 運動 / 脳
研究概要

本研究は低強度のランニング時の脳活動をポジトロン断層法(PET)と[^<18>F]-fluoro-deoxy-glucose([^<18>F]-FDG)を用いて観察した。被験者はランニング群7名およびコントロール群9名であった。ランニング時の心拍数は140〜150拍/分に保たれた(平均速度2〜2.5m/sec)。ランニング時間は35分であった。脳局所の糖取り込み(脳活動)はランニング群とコントロール群を統計的に比較し明らかにした。脳のPETイメージは吸収補正(attenuation correction)を行い、また各被験者における脳の解剖学的形態の違いをStatistical Parametric Mappingソフトウェアー(SPM96)を用いて標準化した。ランニング時には頭頂葉連合野、視覚野、運動前野および小脳虫部の糖取り込みが有意に上昇した。最も高い糖取り込みは頭頂葉連合野であった。一次感覚運動野では脚をつかさどる内側上部が胸や上腕をつかさどる外側部よりも高い糖取り込みを示した。低強度ランニング時に頭頂葉から後頭葉にかけて、より高いエネルギー消費が認められたことから、運動指令よりも感覚情報の統合に、より多くのエネルギーが必要であることが示唆された。我々の結果はPETと[^<18>F]-FDGが運動時の脳活動を観察するために有用な手法であることを示唆している。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田代学,伊藤正敏,藤本敏彦: "^<18>F-FDG PET Mapping of Regional Brain Activity in Runners."J.Sports Medicine & Physical Fittness. (印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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