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機能性ポリフェノールによる実験的コレステロール胆石の制御作用

研究課題

研究課題/領域番号 12878021
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活
研究機関姫路工業大学

研究代表者

辻 啓介  姫路工業大学, 環境人間学部, 教授 (80197673)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードポリフェノール / コレステロール胆石 / コーヒー / クロロゲン酸 / マウス / ハムスター / カレー / 緑茶 / プルプリン / キニザリン
研究概要

マウスによるポリフェノールの実験的コレステロール胆石抑制作用について、昨年度までに種々のポリフェノール高含有食品についての実験と、各種ポリフェノールの構造と胆石抑制作用との関連についての実験を行った。これらの実験において、コレステロール胆石抑制作用が、ポリフェノールの構造によって異なるが、総じて認められることを見出した。さらに本年は、近年日本において都市部を中心に増加している黒色系胆石の実験的生成条件を検討し、コレステロール負荷条件で、ハムスターにおける黒色系胆石を高頻度に惹起させることに成功し、マウスにおける白色胆石と比較研究が可能となった。マウスにおけるよりもハムスターのほうが短期間に胆石形成が誘導されることも判明した。そこで、コーヒーとその含有ポリフェノールのクロロゲン酸、あるいはカフェインを添加して胆石形成への影響を調べた。その結果、対照群では100%、コーヒー群では20%、クロロゲン酸群では90%、カフェイン群では20%とマウスにおける実験結果とは若干異なった結果が得られた。血清脂質ではトリグリセリドのコーヒー群とクロロゲン酸群での有意な低下が認められた。白色系と黒色系との胆石の違いがなにに由来するかさらに今後の検討が望まれるが、同じ食事コレステロール由来であることは興味深い。また、ポリフェノールの影響が両胆石で異なる原因も今後機会があれば、さらに検討を加えたい。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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