研究課題/領域番号 |
12878043
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
長友 和彦 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (60164448)
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研究分担者 |
岡崎 眸 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80223999)
村松 賢一 お茶の水女子大学, 留学生センター, 教授 (00272732)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 自然習得 / 日本語 / 第二言語習得 / 教室内習得 / 文法化 / タガログ語母語話者 / 引用表現 / 文末表現 / 第二言語としての日本語 / Formal Instruction / テンス・アスペクト / 複文 / 引用 / 「が」と「は」 |
研究概要 |
(1)本研究の日的は、国内の定住型外国人の圧倒的多数による日本語の自然習得の実態を解明し、教室内習得との比較の中で、それぞれの優位性や特徴を浮き彫りにして、その成果から、日本語教育・学習への具体的な示唆を得ることであった。 (2)具体的な研究課題や収集・分析したデータの違いなどを基に、5つの研究班に分かれ、研究協力者を含む約30名が本研究に従事した。データベースは、タガログ語、タイ語、ロシア語、マラティ語、テルグ語、英語、ベトナム語、韓国語、中国語を母語する自然習得/教室内習得者による話し言葉が中心で、膨大なものである。 (3)主な研究成果としては、国内外の学会等で数多くの口頭発表を行った後、今年度『ワキングペーパー:第二言語としての日本語の習得の可能性と限界』に続けて発行した報告書『第二言語としての日本語の自然習得の可能性と限界』が、そのコアとなるものである。そこにはそれぞれの研究班の全体的な研究の概要とともに、14本の論文が収めてある。その多くが今回初めてその成果を世に問う研究論文である。 (4)残された課題も多いが、自然習得の実態解明の糸口はいくつか提供できたと考える。
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