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自律的クラスタリング手法の開発とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12878045
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関北海道大学

研究代表者

佐藤 義治  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80091461)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードクラスター分析 / 自律エージェントシステム / 非負行列 / 自律エージェント
研究概要

クラスター分析の目的は,個体間の類似性に基づき,いわゆる「似たもの同士」のグループを形成することである.本分析において最も問題となることはクラスター数の決定である.従来の手法はこれを主観的に与えるか,あるいは総ての可能性(個体数がnならばクラスター数は1からn個の総て)の中から適当に選択している.ここで提案した手法は何らかの基準で自動的にクラスター数を決定することであるが,全く事前の知識なくこれを決定することは困難な問題であるけれど,自律的クラスタリング手法において,ある程度この問題の解決が図られるものと考えている.そのための多くのシミュレーション実験により,KohonenのSOM(Self-organizing Map)と比較検討することによって,本手法の本質的なパラメータである動作規則の制御パラメータの値についておおよその検討がつけられた.ここに動作規則とは,現時点の個体間の類似度がつぎの時点にどのように変更されるかを決める規則である.自律的クラスタリング手法のクラスター形成過程特徴は,類似度データの表現する個体の空間配置を想定したとき,その周辺部から個体の融合が始まり,徐々に中心部へと進んでいくが,二つ以上のクラスターの中間に位置する個体は,どれかのクラスターに融合されることなく,孤立したクラスターを形成することであり,従来のk-means法およびkohonenのSOMとは決定的に異なる特徴であると考えられる.研究成果は雑誌「計算機統計学」に投稿した.さらに2002年7月にポーランドで開催の国際分類学会において招待講演として発表した.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Yoshiharu Sato: "The performance of autonomous clustering technique"Classification, Clustering and Data Analysis (eds. K.Jajuga et al., Springer). 107-112 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤義治: "自律的クラスタリング手法の有効性について"第18回日本分類学会研究報告集. 79-83 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Sato, Yoshiharu: "An Autonomous Clustering Technique"Data Analysis, Classification and Related Methods. 23-28 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Sato, Yoshiharu: "Some Properties of a Matrix with Non-negative Components and Clustering technique"Proc.the 7-th Japan-China Symposium on Statistics. 339-342 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Sato, Yoshiharu: "An Autonomous Clustering with Linkage Information"Proc.the 10-th Japan and Korea Joint Conference of Statistics. 53-58 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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