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RNAに特異的に作用する新規アンチセンス人工核酸の合成と抗がん活性

研究課題

研究課題/領域番号 12878105
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

古賀 理和  愛媛大学, 工学部, 講師 (70263960)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード人工核酸 / アンチセンス / 抗がん活性 / RNA特異性 / 核酸分解酵素 / 炭素環5^1-NOR-ODN / 構造解析 / オリゴデオキシヌクレオチド(ODN) / 炭素環5'-NOR-ODN
研究概要

核酸部位(センス、特にRNA)に対して相補的なアンチセンスの塩基配列を有する新規人工核酸の開発が注目されている。その中で私は、DNAのそれぞれの5'位のメチレン基を欠いた、D型の炭素環5'-NOR-オリゴデオキシヌクレオチド(ODN)を合成し、これらがターゲットであるRNAに選択的に作用でき、生体内で安定な、抗がん作用を有する新規アンチセンス人工核酸として、理想的な性質を持っている事を見出した。今回、これらの構造、性質について、より詳細に調べた。また、S-ODNを用いて抗がん活性を見出した塩基配列を有する、各種アンチセンスODNの合成について検討した。更に、新規にデザインした各種炭素環ODNの合成について検討した
1、炭素環5^1-NOR-ODNの構造、性質:UV並びにCDによる解析を行ない、これらの構造やRNAへの高い親和性の理由について、より詳細に調べた。また、各種核酸分解酵素に対して、非常に安定であった。
2、アンチセンス炭素環5'-NOR-ODNの合成:D型(>99% ee)の炭素環5^1-NOR-ヌクレオシド類(アデノシン(A)、チミジン(T)、グアノシン(G)、ウリジン(U)、シチジン(C))の合成を行なった。それらを誘導し、抗がん活性を有するアンチセンスODNの合成について検討した。
3、3'-O-Phosphonylmethyl(PM)-炭素環-5'-NOR-ODN、2'-O-PM-炭素環5'-NOR-ODN、及び4'-O-PM-炭素環5'-NOR-ODNの合成:同様のヌクレオシドを用いて、通常のDNAに比べて、各々のヌクレオシド間の距離は等しいが、メチレン基と酸素が置換したαタイプ及びβタイプの新規炭素環ODNの合成について検討した。T及びAのMonomerユニットを、一部合成した。
4、抗がん活性の検討:各種アンチセンスODNによるがん細胞増殖抑制効果を見出した。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Masakazu Koga: "Synthesis and Chirality Analysis of Carbocyclic 5'-Nor-Nucleosiders"Nucleic Acids Symposium Series. 44巻. 117-118 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Masakazu Koga: "Structure and Properties of Carbocyclic 5'-Nor-Oligodeoxynucleotides"Nucleic Acids Research. Suppl.1. 19-20 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Masakazu Koga: "Synthesis and Chirality Analysis of Carbocyclic 5'-Nor Nucleosides"Nucleic Acids Symposium Series. 44巻. 117-118 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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