研究課題/領域番号 |
12878138
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
戸所 一雄 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 副主任研究員 (80172170)
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研究分担者 |
望月 由子 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協力研究員 (60321824)
倉沢 靖博 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協力研究員 (50300869)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 中心体 / Cdk2-Cyclin E |
研究概要 |
中心体が複製されるにはCdk2-Cyclin Eが活性化されることが必要であることが最近判明したので、本研究では、Cdk2-Cyclin Eによってリン酸化される中心体構成蛋白質である基質を単離同定し、そのシグナル伝達経路と中心体複製の分子メカニズムを解明することを試みた。G1/S期に同調させたヒトHeLa細胞から中心体を精製し、バキュロで産生した活性化Cdk2-Cyclin Eによってリン酸化される中心体蛋白質を2Dゲルから単離し、そのアミノ酸配列を決定した。この時点で米国のグループが全く同じ方法によって同じ蛋白質NPM/B23を単離同定し、その特異的抗体の作成から局在と、中心体複製における機能の重要性をCellに発表した。そこで本研究としては、中心体複製の分子メカニズムの解析を行う為にNPM/B23の詳細な作用機序を現在解析中である。リン酸化部位を変異させた基質蛋白質を用いた解析、抗体による中心体複製への効果を調べている。さらにNPM/B23と相互作用する下流蛋白質を同定するために、pull down実験やtwo hybrid法を用いて単離同定を行っている。
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