研究課題/領域番号 |
12878142
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
近藤 尚武 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20004723)
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研究分担者 |
梅宮 正志 東北大学, 大学院・生物化学研究科, 助教授 (50271911)
大和田 裕二 (大和田 祐二) 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (20292211)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 脂肪酸結合蛋白 / 長鎖脂肪酸 / 遺伝子欠損マウス / 代償性発現 |
研究概要 |
(研究目的) 脂肪酸結合蛋白(FABP)は、AAを始めとする長鎖脂肪酸に高い親和性を有する脂肪酸の細胞内担体てあり、脂肪酸の細胞膜移動や細胞内動態に深く関与することが知られている。脂肪酸の細胞輸送分子の神経系細胞における生理機能を明らかにするために、我々が樹立したFABP遺伝子欠損マウスを用いて以下の2つの研究項目について検討する。 (研究経過と結果) FABPと神経可塑性について 我々がこれまでに施行したFABPに関する解析で、神経系には上皮型(E-)、脳型(B-)、心臓型(H-)FABPの3種のFABPアイソフォームが発現していることが知られている。本研究期間に樹立が終了したE-、B-FABPノックアウトマウス神経系に対する形態学的解析からは、両者とも明らかな異常を示さないことが判明した一方、一部の神経細胞では心臓型FABPの代償制の発現増強が観察された(Mol Cell Biochem, J Invest Dermatol in press)。現在これらのマウスに対して行動学的な解析を鋭意施行中である。また他のアイソフォームによる代償性発現を排除するために神経系に発現するE-、B-、H-FABPのダブルノックアウトの作成および解析を進めている。 FABPと神経細胞死の関連について 我々はこれまでに明らかにした、舌下神経軸索損傷モデルの舌下神経核運動ニューロンにおける上皮型FABPの発現の意義を検討するためにE-FABPノックアウトマウスにおける舌下神経切断後の表現型を運動ニューロンにおいて検討した。切断後の舌下神経の形態学的解析からは、野生型とノックアウトマウスの間に明らかな相違は観察できなかった。現在ダブルノックアウトマウスあるいは、培養神経細胞における神経ストレス反応の解析を思考中である。
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