研究課題/領域番号 |
12891007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
中国語・中国文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
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研究分担者 |
井波 陵一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10144388)
丘山 新 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90185489)
安岡 孝一 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (20230211)
梶浦 晋 京都大学, 人文科学研究所, 助手 (80293950)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 漢籍 / データベース / 四部分類 / 協議会 |
研究概要 |
日本の全国図書目録データベースとしては、現在、国立情報学研究所の運用するNACSIS-CATがある。一方いわゆる「漢籍」は中国の学術のトータルな伝統をふまえて今日まで存在しているものであり、分類や書誌事項に独自の取り扱いが求められる。日本で広く行われている冊子体漢籍目録の多くが、これまで伝統的な四部分類を採用して編纂されてきたのには理由があるのである。こういった漢籍目録編纂の歴史をふまえ、それらを基礎として、今後全国漢籍データベースを構築する際にも、この伝統を保存していくことが重要かつ効率的であろう。 本研究の目的は、我が国で学術的に適正な全国的規模の漢籍データベースを構築するためには、組織的および技術的にどのような問題点が存在するか、またその問題点を克服して漢籍データベースを実現するためにはどのような方法がもつとも効率的であるかを探ることであった。 そのために、研究組織では何度かの会合を行って、(1)データベースのフォーマット及び設計の検討を行い、暫定的な試行版を作成した。また(2)全国の約600の公私図書館に対してアンケート調査を行い、漢籍の整理状況とデータベース化への意見を求めた。さらに(3)情報学研究所、東京大学東洋文化研究所附属東洋学情報研究センター、京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センターを幹事機関とし、全国漢籍データベース協議会を発足させた(事務局は漢字情報研究センター)。 本研究の枠内で行った基礎的な調査研究は、今後、全国漢籍データベースが具体的に構築され発展していく上で、記念碑的な第一歩となるであろう。
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